『ロッタの夢 ーオルコット一家に出会った少女』
ノーマ・ジョンストンさん作、谷口由美子さん訳『ロッタの夢ーオルコット一家に出会った少女』(岩崎書店刊)の装画と挿絵を描きました。
1848年〜1849年のボストン。ドイツから移民としてやってきたロッタと、後に『若草物語』を執筆するルイザ・メイ・オルコットとその一家との交流の物語です。
貧困や差別に絡め取られそうになる中、ルイザたちと一緒に過ごし影響を与え合いながら、ロッタが自分の道を見出すまでが愛情深く力強く描かれています。
物語の中のオルコット一家に起こる事柄は全て本当の事を基にしていて、ロッタ一家については作者が歴史や事実から想像を膨らませて書いたフィクションという面白い構造でした。
『若草物語』そのままのような四姉妹や、美味しそうな食べ物(巻末にレシピ付き)も登場します。
ぜひ読んでみてください。