『救助犬の弟子』
堀直子さん作『救助犬の弟子』(新日本出版社刊)の装画と挿絵を描きました。
爽やかで深みのある装丁は中嶋香織さんです。
小学5年生の咲良は虐待の痕跡がある捨てられた犬を一時的に預かり、新たな飼い主を見つけようと決心します。学校の特別授業で救助犬のデモンストレーションを見たのをきっかけに、タニーと名付けた犬との距離が縮まっていく様子や、友人や家族の言動に一喜一憂する描写が濃やかに積み重なり、最後の最後に咲良から溢れる気持ちがとても切実で輝いて見えました。
ぜひ読んでみてください。