『リスたちの行進』
堀直子さんの『リスたちの行進』(新日本出版社)の装画と挿絵を描きました。
かわいい題字や帯、絵の配置など楽しい装丁をしてくださったのは藤田知子さんです。
増え続けるタイワンリスの問題に、主人公の由森(ゆもり)たちが自分達の答えを見つけ出すまでが、疑問や感動、憤りなどの心情の変化とともに丁寧に描かれます。
生きているものの重みの実感から始まり、行動し対話を願う4人の行動に感じ入るものがありました。人間の都合によって、命を軽んじられる存在がどれだけあるかを考えさせられ、辛いシーンもありますが、カバーの裏に本の中にでてくる理想を描きました。
ぜひ読んでみてください。
堀直子さんとは『救助犬の弟子』に続けて2冊目です。こちらもどうぞお手にとってください。