仕事/児童書 works/children's books

2021年9月 3日 (金)

『コケのすきまぐらし』

田中美穂さん作『コケのすきまぐらし』(福音館書店刊)の絵を描きました。月刊たくさんのふしぎ10月号(9月上旬発売)です。

かわいいブックデザインは紀太みどり(tiny)さん、緑が美しい印刷は精興社です。

田中さんがコケの奥深い世界を親しみと敬意のようなものをこめて案内してくれます。

作画中、序盤は図鑑と実物が同定できないことに恐れ慄いていましたが、終盤はコケへの興味と感嘆が満ちてきて、分からないところを確認しながらゆっくりと描くことが楽しくてなんとも幸せでした。

コケと田中さん、編集者の長年の積み重ねがあっての本です。絵でもそれを伝えられているとよいです。

ぜひ読んでみてください。

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2021年8月21日 (土)

『国語をめぐる冒険』

渡部泰明さん、平野多恵さん、出口智之さん、田中洋美さん、仲島ひとみさんの共著『国語をめぐる冒険』(岩波ジュニア新書刊)の装画と挿絵を描きました。

先生方の国語への情熱とユーモアにたっぷりとひたりながら、言葉への新たな気づきはもちろん、この世界をもっとよく生きてみたい!という漠然としつつも自分の中の希望のようなものを強く感じることができました。

挿絵ではカバーの2人が冒険をしていく様子や、芥川龍之介、太宰治、中島敦の似顔絵を描きました。似顔絵はあまり描く機会がないですがとても好きな仕事です。

ぜひ読んでみてください。

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2021年6月25日 (金)

『トムと3時の小人』

たかどのほうこさん作『トムと3時の小人』(ポプラ社刊)の装画と挿絵を描きました。

隅々まで楽しいデザインはポプラ社デザイン室の楢原直子さんです。

現実世界とファンタジーが豊かに共存する物語です。本や作者についての気づきや、古びた場所での出会いの描写など、気持ちを豊かにしてくれる時間が流れていました。

全ページにカラーの挿絵、総ルビがつくGO!GO!ブックスシリーズ創刊本の1冊です。

ぜひ読んでみてください。

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2021年6月15日 (火)

『コッペリア』

ドリーブ作曲、ピアノ絵本館『コッペリア』(全音楽譜出版社刊)の絵を担当しました。

編曲・文は宮本良樹さん、ブックデザインは勝井三雄さん、大髙奈津子さんです。

絵本のように物語を楽しみながらピアノが弾けるシリーズで、『コッペリア』は連弾の楽譜です。

主人公のスワニルダのはじける生命力と、コペリウスの少し悲しげだけれどユーモラスな雰囲気を絵で表現できたらと思いました。

ぜひ手にとってみてください。

 

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2021年5月30日 (日)

『森の歌が聞こえる』

小手鞠るいさん作『森の歌が聞こえる』(光村図書刊)の装画と挿絵を描きました。

美しい装幀は城所潤さんです。

見返しや花切れ、スピンの色にまで森の気配を感じる本になっています。

日本とアメリカの自然と、主人公の風花の心模様が交差していく様子が胸に染み入りました。

ぜひ読んでみてください。

 

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2020年2月20日 (木)

『精霊のなみだ』

湯湯(タンタン)さん作、高野素子さん訳『精霊のなみだ』(あかね書房)の挿絵と装画を描きました。

トゥートゥルとふしぎな友だち第3巻目です。 装丁は中浜小織さんです。

村の人からこわがられている謎めいた藍ばあさんと友だちになったトゥートゥルは、彼女から語られる物語に夢中になっていきます。信念を持つことによって共存することになる藍ばあさんの壮絶な孤独と、トゥートゥルの若々しい存在感の対比が胸をうちました。ぜひ読んでみてください。

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第1巻はこちら

第2巻はこちら

 

2019年12月25日 (水)

『なかなおりの魔法』

湯湯(タンタン)さん作、高野素子さん訳『なかなおりの魔法』(あかね書房)の挿絵と装画を描きました。

トゥートゥルとふしぎな友だち第2巻目です。 装丁は中浜小織さんです。

今回出会うふしぎな友だちは、なかなおりする方法をおしえてくれるプゥじいさん。一体トゥートゥルたちはどうなってしまうの?!と、どきどきする展開でした。ぜひ読んでみてください。

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第1巻はこちら

第3巻はこちら

 

2019年12月10日 (火)

『明日をさがす旅』

アラン・グラッツさん作、さくまゆみこさん訳『明日をさがす旅』(福音館書店)の装画を描きました。

明るくも重厚な装丁は森枝雄司さんです。

ユダヤの少年、キューバの少女、シリアの少年という、生きる時代も場所も異なる難民になった子どもたちが辿る過酷な道のりと、その交差の物語です。彼らの道と時間が自分のところにも確実につながっているのだという実感が伝わる本です。ぜひ読んでみてください。

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2019年10月30日 (水)

『真夜中の妖精』

湯湯(タンタン)さん作、高野素子さん訳『真夜中の妖精』(あかね書房)の挿絵と装画を描きました。

かわいい装丁は中浜小織さんです。

主人公トゥートゥルが出会うふしぎな友だちとの楽しくもどこか寂しさをたたえた中国生まれの物語です。ぜひ読んでみてください。

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2019年9月29日 (日)

『名探偵カッレ 城跡の謎』

アストリッド・リンドグレーンさん作、菱木晃子さん訳『名探偵カッレ 城跡の謎』(岩波書店)の装画と挿絵を描きました。

クールで緊張感あふれる装丁は中嶋香織さん、帯のときめく直筆コメントはいしいしんじさんです。

『名探偵カッレくん』の新訳、スウェーデンの眩しい夏を感じる探偵小説です!Tack!

夢中で遊んでいるうちに、言葉や感覚や仲間との信頼が育っていき、その力を思う存分発揮して現実世界の事件に立ち向かうカッレたちに、挿絵を描きながら心底憧れました。数多の物語を通してリンドグレーンが届けてくれた大きなものを、今こそまっすぐに受け取りたいです。

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