2017年4月10日 (月)

『緑の模様画』

2007年に刊行された高楼方子さんの『緑の模様画』(福音館書店)が新しい装丁で生まれ変わりました。デザインは名久井直子さんです。

色や文字が変化してぐっとシックな雰囲気です(嬉泣)

10年前、児童書の仕事を始めたばかりで、どうしたらこの物語の美しさや凜とした感じが出せるだろうと、ずいぶん悩みながら編集者さんも悩ませながら、自分なりに装丁をしました。その頃の私に、10年後に名久井さんに装丁し直してもらえるから、がんばんなさい!と伝えたいです。

高楼さんの名作達『十一月の扉』『時計坂の家』『ココの詩』がそれぞれ美しい装丁で続々と刊行されています。ぜひぜひお手にとってご覧ください。

『緑の模様画』は、今の季節にぴったりな爽やかで切ないような空気が詰め込まれている作品です。ぜひ読んでみてください。

Midori

2017年4月 1日 (土)

「あおぞらや」

こどものくに・ひまわり版・五月号の林木林さん作「あおぞらや」(鈴木出版)の絵を描きました。

電気屋さんが「あおぞらや」に見える男の子の心情がゆったりとした言葉で描かれています。

Ao01

Ao02

Ao03

書店には並ばない本ですが、見かけた際はぜひお手にとってご覧ください。

2016年12月17日 (土)

『わたしたちが自由になるまえ』

フリーア・アルバレスさん作、神戸万智さん訳『わたしたちが自由になるまえ』(ゴブリン書房)の装画とカットを描きました。

1960年代、独裁政権下のドミニカ共和国が舞台です。12歳のアニータの目を通して見える世界が、美しくて恐ろしく、始まりから終わりまで惹きつけられます。

幸せな日常に段々と侵食してくる暗い網のようなものが肌に感じられるような物語です。

ぜひ読んでみてください!

Watashi

Watashi2

2016年12月11日 (日)

『紅のトキの空』

ジル・ルイスさん作、さくまゆみこさん訳の『紅のトキの空』(評論社)の装画とカットを描きました。

ミサゴのくる谷』『白いイルカの浜辺』に続く、3作目の翻訳本です。

今回も中嶋香織さんが美しく装丁してくださいました。

主人公スカーレットが過酷な環境を、希望を捨てることなく生き抜いていく力強い物語です。家族、友達、未来に対する不安や希望が切実に胸に迫ってきます。

ぜひ読んでみてください!

Toki

カバーにはスカーレットと弟が夢見る風景を描きました。

Toki1

2016年11月17日 (木)

『キミがくれた希望のかけら』

セアラ・ムーア・フィッツジェラルドさん作、中林晴美さん訳、『キミがくれた希望のかけら』(フレーベル館)の装画と挿絵を描きました。

あたたくて可愛いデザインは中嶋香織さんです。

不思議な能力を持つオスカーと、彼の行方を探す親友のメグ、美しい転校生パロマ、オスカーの弟スティーヴィ、それぞれの思いがぶつかり合い混ざり合う静かに熱い物語です。いじめや、恋、孤独、10代の柔らかくて切実な心模様に引き込まれます。

ぜひ読んでみてください!

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Kimi03

2016年9月19日 (月)

『お・は・よ・う』

今村葦子さん作『お・は・よ・う』(あすなろ書房刊)の絵を描きました。

日曜日の朝、よしおは家族一人一人のところへ行って「このじ、なんてよむの?」と聞いていきます。

一文字ずつに、ぎゅっと凝縮された幸せな瞬間が詰め込まれているようです。

絵本の中の家族が感じている、あたたかい気持ちを絵にも表せるようにと思いながら楽しく描きました。

ぜひお手にとってみてください。

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Oha02

Oha03

2016年9月16日 (金)

『ミスターオレンジ』

トゥルース・マティさん作、野坂悦子さん訳『ミスターオレンジ』(朔北社刊)の装画を描きました。クールな装丁はオーノリュウスケさんです。

1943年のアメリカを舞台に、主人公のライナスの世界が、ある画家との出会いをきっかけに大きく変わっていきます。今まで感じたことのない気持ちと立て続けに向き合うライナスの姿と、ニューヨークのにぎやかな雰囲気が混ざり合い、とてもスピード感があります。

装画には、その画家の有名な絵のイメージの色をちりばめました。

ぜひ読んでみてください!

Orange

2016年6月21日 (火)

『さくら坂』

千葉朋代さん作『さくら坂』(小峰書店刊)の装画を描きました。

かわいらしくクールな装幀は城所潤さんです。

目標を持っていきいきと高校生活を送っていた美結に突然訪れる下肢切断をするかどうかの選択、その後の日常がとても丁寧に深く書かれていて胸を打ちます。
主人公とそばにいる人たちとの距離感がじんわりとあたたかく伝わってきます。

ぜひ読んでみてください!

Sakura

2016年2月23日 (火)

12星座シリーズ ジュニア版 

2月25日に発売予定の「12星座シリーズ ジュニア版」の発売記念のお知らせです。

詳しくはWAVE出版のページをごらんください。

なんと豪華なのでしょう…。ぜひ書店でお求めください!

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石井ゆかりさんの「12星座シリーズ ジュニア版」(WAVE出版刊)の装画と挿絵を描きました。キリッと美しい装丁は中嶋香織さんです。

すでに大人気の大人版の12星座シリーズを子供向けに完全書き下ろしという豪華な内容です!

考え抜かれた優しくて凛とした言葉であふれていて、読んだ後、ちょっと涙ぐみながらもぐんっと胸をはって生きていきたくなります。小さい頃の自分に読ませたい!と強く思いました。

カバーはその星座らしい雰囲気の女の子です。テーマカラーや表情、アイテムなども星座ごとにちがいがあります。
1冊につき3枚のカラー挿絵が入っています。

大人版の内容もとても沁みますが、ジュニア版も言葉がすごく澄んでいて、文章が自分に寄り添ってくれるような感覚になりました。
ぜひぜひ手にとっていただけたらと思います。

WAVE出版の近刊ページに詳しい内容が載っています。
編集者さんの紹介文も熱くてじーんとします。

12

2015年10月21日 (水)

「スプーンは知っている」

新藤悦子さん作の「スプーンは知っている」(講談社刊)のカバーと挿絵を描きました。元気でシックなデザインは脇田明日香さんです。

手作り小路に住む小学3年生のかなめちゃん、かなめちゃんとおしゃべりができるスプーンに乗った人形タマムさん。2人はご近所のみんなと協力してカフェのマスター豆吉さんの元気を取り戻そうと、チョコレートサラミ作りに挑戦します。

なかなかレシピ通りにいかないときに助けてくれるタマムさんの不思議な力や、かなめちゃんのまっすぐな期待やがっかりする気持ち、豆吉さんの不器用さの奥にあるやさしさ、などがいりまじってあたたかく包まれるような気持ちになりました。

ぜひ読んでみてください!

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カバーはコーヒー色。

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