『ハロウィーンまで、まってなさい』
ミリアム・ヤングさん作、小宮由さん訳の『ハロウィーンまで、まってなさい』(岩波書店刊)の装画と挿絵を描きました。
おもちゃ屋の魔女の人形4姉妹が、自分たちを雑に扱ったお客たちに、迫力満点の呪文を使って仕返しをしに行きます。末っ子のナネットだけは呪文を知らず、自分が魔法をかける順番が来ることをドキドキ不安になりながら待っています。
文章が読みやすいのはもちろん、魔女たちの会話やお話の流れがリズミカルで人形たちの世界に引き込まれました。
ハロウィーンだけに少し怖い雰囲気の挿絵も入っていますが、物語全体があたたかさに包まれたお話です。
ぜひ読んでみてください。
小宮由さんとの挿絵の仕事は『いもうとなんかいらない』に続いて二冊目です。こちらもぜひお手にとってみてください。
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