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2022年7月19日 (火)

『いもうとなんかいらない』

ロイス・ダンカンさん作、小宮由さん訳『いもうとなんかいらない』(岩波書店刊)の装画と挿絵を描きました。

いつもあそびのじゃまばかりしてくる妹を、メアリー・ケイはどうにかしようとたくらみます。

ひとつひとつのセリフやお話の展開に心がこもっていて、文字で読んでも声で聞いてもいきいきとした様子や、主人公の気持ちの揺れと変化が伝わってきます。

もうとりかえしがつかないかも…!と主人公が焦る後半の描写がややこわく感じたのですが、私はそこがとても好きで、子どもが見ている世界にはっとさせられました。

あそぶ様子をたくさん描けて幸せでした。

この本は小宮由さん翻訳の幼年童話シリーズの3冊目です。

既刊は『くしゃみおじさん』絵・山村浩二さん『けんかのたね』絵・大野八生さんです。

どちらのお話も文と絵の呼吸がぴったりでとても面白いです。ぜひ読んでみてください。

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