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ウクライナへの侵攻を一刻も早く止めることを願います。
表面的で限られた地域だけのものだったかもしれないけれど、外交や対話で均衡を保とうとしてきた考え方をこれからも支持しますし、暴力にこれ以上命も日常も世界も巻き込まれないよう。
児童書の仕事では、戦争や難民などに関わるテーマの本の絵を描いてきました。時代は1930年代から現在まで、場所はシリア、モロッコ、オランダ、ドイツ、イギリス、キューバ、ドミニカ共和国、アメリカ、日本などです。自分の数冊の仕事を見返すだけでも昔から各地で途切れることなく暴力や迫害が続いていること、それを2度と繰り返したくないし終わらせたいという切実な精神や、傷つけ拒絶する側にもなり得るという自省が、いつもせめぎ合ってきたことを突きつけられますし、その精神と自省、対話こそが強い力になるような世界を作り続けようとすることが遠くても確かな道だと信じています。
以前ロシアのおはなしやモチーフをテーマにワークショップを開いた際に、子どもたちと『おおきなかぶ』のかけ声をロシア語で声を合わせて読んだことを思い出します。