南相馬市でおはなしと工作をしました
JBBYの子どもたちへ<あしたの本>プロジェクトの一環で、ピピオとして福島県南相馬市の仮設住宅にうかがいました。
絵本の読み聞かせでは、色々な「あー」で大声を出したり笑ったり、長い長い名前を唱えたりしました。
工作では「サブローごま」を持参してコマの装飾をしました。
スパンコールや端紙を貼ったり、模様を描いたり。それぞれにとても楽しげなコマがたくさんできました。
部屋に差し込む日差しがきれいでキラキラとよく光りました。
工作が終わっておしゃべりしている時に被災した方から津波の中に黒い光が見えたと聞きました。
タクシーで市内を走りながら、「住宅街だったんだよ」と運転手さんがいう場所が広い野原になっていて言葉がありませんでした。その他にも川や半壊の家が残る場所、壊れた堤防、工事中の現場など色々な場所を案内してくれました。
中心部はとてもきれいな街でしたし、仮設住宅の近所には大きな新しいコンビニができていて活気があるように私からは見えました。
場所によって風景が全然違うことがずっと心に残っています。それは、人によっても震災の記憶が違うという事にも繋がりました。
お気に入りの一枚。
持ってきた色鉛筆の山が虹のようになっていました。