今後のお知らせ

お知らせはブログとインスタグラム、ツイッター(休止中です)で更新します。

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このブログでも引き続き仕事や工作の様子などを紹介します。

2023年5月15日 (月)

プレジデントBaby

「プレジデントBaby」(プレジデント社)母乳育児の一問一答ページの挿絵を描きました。

誌面デザインはジュン・キドコロ・デザインの関口新平さんです。

ぜひご覧ください。

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日本児童文学

日本児童文学5・6月号の表紙絵を描きました。

特集は「子どもの文学この一年」です。

ぜひご覧ください。

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2023年4月18日 (火)

くもん出版コーポレートサイト 

くもん出版さんのコーポレートサイトのイラストを担当いたしました。

長年信頼されてきた理念や歴史が丁寧に伝わってくるサイトです。

ぜひご覧ください。

くもん出版

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2023年4月 5日 (水)

日本児童文学表紙

日本児童文学3・4月号の表紙絵を描きました。
特集は「遍在する詩歌」です。

ぜひご覧ください。

 

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2023年4月 3日 (月)

日本児童文学表紙

日本児童文学1・2月号の表紙絵を描きました。
創作特集は「やめる?やめない?」です。

ぜひご覧ください。

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2023年4月 1日 (土)

『今日はいい天気ですね。』

群ようこさん作『今日はいい天気ですね。』(角川春樹事務所)の装画を描きました。

かわいい装丁は藤田知子さんです。

れんげ荘物語の第7弾、キョウコさんの無職月10万円の生活はゆったりと時々にぎやかに続いています。

隠れネコを描きました🐈

ぜひ読んでみてください。

 

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2022年12月30日 (金)

キンダーブック3 おしごとけんきゅうじょ

フレーベル館から刊行中の「キンダーブック3」1月号の『おしごとけんきゅうじょ』のページで、イラストレーターの仕事を取材していただきました。

今号のおはなしページの挿絵も担当しているので、その絵が出来上がるまでを紹介しています。

ラフから画材まで、興味深く質問していただき写真もたくさん撮っていただきました。似顔絵も描いてもらえて嬉しかったです。

おはなしは新井悦子さん作『あったかかぞく』です。お正月の家族のひと時を絵にしました。

書店では販売していない書籍ですがフレーベル館のオンラインショップで申し込めるそうです。

 

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2022年12月29日 (木)

小学館世界J文学館

小学館世界J文学館が発売中です。

『O・ヘンリー作品集』
笹山裕子さん訳 

『木を植えた人』
ジャン・ジオノさん作
河野万里子さん訳

2作品の挿絵を担当しました。

125作品の世界中の物語を電子書籍で読むことができ、その入り口となるのがこちらの紙の本です。

購入後、本のQRコードからそれぞれの本にアクセスできます。

その物語のさわりや作者について、時代背景、さらに興味を持った際の次の読書の提案などが一見開き毎にあり、これからを生きる読者へのバトンのような本だと感じました。

電子書籍には音声読み上げ機能があります。

電子書籍にアクセスするには、こちらの本とインターネットに接続できる機器、インターネット環境、ブラウザ、メールアドレスが必要です。ご確認ください。

カバーは福田利之さん、アートディレクションは城所潤さん、本文デザインは城所潤さんと大谷浩介さんです。
1作品ずつ美しい装丁がされています。

ぜひお手にとってみてください。

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2022年12月28日 (水)

『心をそだてるはじめての伝記101人 決定版』

心をそだてるはじめての伝記101人 決定版』(講談社)の2作品、中村哲さんと知里幸恵さんの挿絵を描きました。

文章は石崎洋司さんです。短いページ数の中で鮮やかに丁寧に生き方が書かれています。

時代も場所も様々に、心を熱く持ち続けた人たちの存在に励まされます。
ぜひ読んでみてください。

挿絵も色々な方が描いていて華やかです。

カバーは佐竹美保さん、装丁は城所潤さん、関口新平さん、デザインは鷹觜麻衣子さんです。

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2022年12月27日 (火)

『こどもといっしょにあーそーぼー』

こどものとも年少版12月号(福音館書店)の折り込みふろく『こどもといっしょにあーそーぼー』の文と絵を書きました。

ぜひご覧ください。

12月号はたむらしげるさん作の『いってみたいな』です。
カラフルでおおきな世界の中でずっとあそんでいたくなりました。

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2022年10月12日 (水)

ティール・グリーンが選ぶ「中嶋香織の装丁のおしごと展」

大田区の絵本屋さんティール・グリーン in シード・ヴィレッジで「中嶋香織の装丁のおしごと展」が開催中です。

ティール・グリーンが選んだ中嶋さん装丁の本がずらりと並び、その中の装画や挿絵の原画展示もあります。

私はたくさんの本を中嶋さんに装丁していただいていますが、今回は「名探偵カッレ」シリーズ(岩波書店)の挿絵の原画を数点展示します。

中嶋さんの本作りについて短く熱めの文章も書きました。

10月12日(水)〜10月30日(日)

定休日:月曜・火曜

11:00〜18:00

ぜひ見に来てください☆

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「にぎやかな冬ごもり」

母の友11月号(福音館書店)掲載の乗松葉子さん作『にぎやかな冬ごもり』の挿絵を描きました。動物たちの仲の良さにあたたかい気持ちになりました。 

隅から隅までお話と絵が楽しめて心が躍る一冊です。 

富安陽子さんと護得久えみ子さんの対談もとても面白かったです。

ぜひ読んでみてください🐿️

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2022年9月24日 (土)

『森の音・風の色』

10月1日(土)から9日(日)まで、アトリエ木里さんで開催されるグループ展『森の音・風の色』に参加いたします。

羊毛フェルトの北原のり子さん

陶芸の佐野有子さん

美しくて有機的な作品を生み出すお二人とご一緒できることが今からとても楽しみです。ぜひお立ち寄りください。

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10月1日(土)〜10月9日(日) 5日(水)休み

13時〜18時(初日のみ11時から)

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ワークショップは定員になりました。

・北原のり子さんの「ハリネズミまたはスワンを作る」

10月2日(日)13:30〜 2時間程度

参加費2000円

・平澤朋子の「森と生き物の絵を描く」

10月8日(土)13:30〜 2時間程度

参加費2500円

ステンシルの技法で絵を描きます(写真4枚目)

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お申し込みはアトリエ木里さんのメールにお願いいたします。

atelierkiri@gmail.com

ご参加お待ちしております。

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2022年8月22日 (月)

『救助犬の弟子』

堀直子さん作『救助犬の弟子』(新日本出版社刊)の装画と挿絵を描きました。

爽やかで深みのある装丁は中嶋香織さんです。

小学5年生の咲良は虐待の痕跡がある捨てられた犬を一時的に預かり、新たな飼い主を見つけようと決心します。学校の特別授業で救助犬のデモンストレーションを見たのをきっかけに、タニーと名付けた犬との距離が縮まっていく様子や、友人や家族の言動に一喜一憂する描写が濃やかに積み重なり、最後の最後に咲良から溢れる気持ちがとても切実で輝いて見えました。

ぜひ読んでみてください。

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2022年8月 2日 (火)

講演会報告2021~2022

2021年の後半から2022年にかけて3箇所から講演会の依頼をいただき、挿絵や北欧の風景の絵についての話をしてまいりました。

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2021年11月18日は浜松読書文化協会の一環として活動されている「子どもと本の架け橋」の主催で『挿し絵と旅』というテーマで風景の写真や絵、「名探偵カッレ」の制作過程を中心に1時間半ほど話をいたしました。

子どもの本や読書に関しての活動をされている方が多く聞きに来てくださいました。

最初の方は緊張していたのですが、端々にあたたかい空気を感じて言葉を素直に出すことができました。担当してくださったみなさんも初対面とは思えないほど親しみ深く接してくださりとてもありがたかったです。

後日、会報誌にすてきな記事を書いてくださいました。

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2021年12月19日は渋谷区立中央図書館で『挿し絵の仕事と準備』という題名で講演をしました。

参加者の中には、小学生以上の子どもたちもいるので、自分がそのくらいの年齢だった時にどんなことを聞きたかったかなと想像しながら内容を作りました。

学生時代、はぐれたような感覚になった時に絵を描くことで居場所を作り出していたことを話したり、スケッチをまとめたデッサンの辞書やカッレの原画を手にとって見てもらえるようにしました。

質問コーナーで小学生の子と画材についての情報交換ができたことも思い出深いです。

図書館の方たちは、館内にたくさんの挿し絵を飾って当日までの時間を盛り上げてくださいました。「あの本の挿絵だ!あ、あれはあの本の」と10年以上前のものから最新刊まで、絵を担当した本を振り返りながら、現場の様子や「しぶやおすすめの本50」について、本の帯を作るイベントについても聞くことができてとても貴重な機会になりました。

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カウンターの机にも!

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2022年2月28日は大田区立南浦小学校の司書の方に依頼をいただき、3年生に向けて話をしてまいりました。

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本もたくさん用意していただきました。

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題名は渋谷区立中央図書館と同じく『挿し絵の仕事と準備』です。本番の絵を描くまでにその物語のテーマついて、どんな風に興味を深めていくのかを中心にラフや絵を見てもらいました。その興味や知識、感動や雑念などが集まりこんがらがってはじめて私は挿し絵を描けるということをイラストをまじえて説明しました。

話の後には、ぎざぎさの紙と、目玉の紙を張り合わせてしおりを作りました。

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言葉が足りなくて、分かりにくいこともたくさんあったと思いますが、真剣に聞いてくれて、後日感想のお手紙まで!

なんとありがたいことだろうと嬉し泣きです。

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このような機会いただくことで、どのように仕事をするか以上にどんな生き方をするのかを考えることになり、それがあっての絵だと実感しました。

本や子どもの環境に携わる方たちの、大切に場所を作りコミュニケーションをしている姿勢にも大きな影響を受けました。

呼んでくださり聞いてくださったみなさんへの感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

2022年7月19日 (火)

『いもうとなんかいらない』

ロイス・ダンカンさん作、小宮由さん訳『いもうとなんかいらない』(岩波書店刊)の装画と挿絵を描きました。

いつもあそびのじゃまばかりしてくる妹を、メアリー・ケイはどうにかしようとたくらみます。

ひとつひとつのセリフやお話の展開に心がこもっていて、文字で読んでも声で聞いてもいきいきとした様子や、主人公の気持ちの揺れと変化が伝わってきます。

もうとりかえしがつかないかも…!と主人公が焦る後半の描写がややこわく感じたのですが、私はそこがとても好きで、子どもが見ている世界にはっとさせられました。

あそぶ様子をたくさん描けて幸せでした。

この本は小宮由さん翻訳の幼年童話シリーズの3冊目です。

既刊は『くしゃみおじさん』絵・山村浩二さん『けんかのたね』絵・大野八生さんです。

どちらのお話も文と絵の呼吸がぴったりでとても面白いです。ぜひ読んでみてください。

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2022年7月18日 (月)

『純喫茶パオーン』文庫版

装画を担当した椰月美智子さん作『純喫茶パオーン』(角川春樹事務所刊)の文庫が出版されました。

単行本では裏側に描いた中学生期の主人公を帯にかわいらしく配置してもらっています。

ぜひ読んでみてください。

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2022年7月 9日 (土)

北欧の夏の森を描くワークショップをします

7月28日(木)に神宮前にあるカフェHyvää Matkaa!(ヒュバマトカ)@finntour_hmcさんにて水彩絵の具を使ったステンシル画のワークショップを開催します。

北欧の雰囲気溢れる店内で森の絵を一緒に描いてみませんか?

時間 19:00〜20:30
参加費 3000円(シナモンロール、コーヒー付き)
持ち物 なし

詳細やお申し込みはPeatixからどうぞ🌿

こちらのカフェは旅行会社のフィンツアーさんが運営しています。北欧旅行に興味がある方はぜひお店の方にに色々聞いてみてくださいね♪

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2022年5月30日 (月)

『紅の魔女』

小森香折さん作『紅の魔女』(偕成社刊)の装画と挿絵を描きました。前回に続き美しい装丁は中嶋香織さんです。

『青の読み手』の第二弾です。

術や人物、空間の描写にどんどん引き込まれ、過去と未来を覆う謎と不安がますます深まり、新登場のキャラクターも力強く魅力的です。

ぜひ読んでみてください。

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2022年3月11日 (金)

『わっかざり』

こさかまさみさん作『わっかざり』(福音館書店)の絵を描きました。月刊予約絵本こどものとも年少版の4月号です。

主人公のちいちゃんがわっかざりを作っていると、次々と「いいなあ」という声が聞こえてきます。こさかさんのやさしく踊るような言葉に歓迎され、仲間がふえ、楽しい気持ちがつながってぐんぐんと広がります。

ぜひ読んでみてください。

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2022年3月 3日 (木)

しゃべる

ウクライナへの侵攻を一刻も早く止めることを願います。

表面的で限られた地域だけのものだったかもしれないけれど、外交や対話で均衡を保とうとしてきた考え方をこれからも支持しますし、暴力にこれ以上命も日常も世界も巻き込まれないよう。

児童書の仕事では、戦争や難民などに関わるテーマの本の絵を描いてきました。時代は1930年代から現在まで、場所はシリア、モロッコ、オランダ、ドイツ、イギリス、キューバ、ドミニカ共和国、アメリカ、日本などです。自分の数冊の仕事を見返すだけでも昔から各地で途切れることなく暴力や迫害が続いていること、それを2度と繰り返したくないし終わらせたいという切実な精神や、傷つけ拒絶する側にもなり得るという自省が、いつもせめぎ合ってきたことを突きつけられますし、その精神と自省、対話こそが強い力になるような世界を作り続けようとすることが遠くても確かな道だと信じています。

以前ロシアのおはなしやモチーフをテーマにワークショップを開いた際に、子どもたちと『おおきなかぶ』のかけ声をロシア語で声を合わせて読んだことを思い出します。

2022年2月 3日 (木)

『巨人の花よめ』原画展

福岡県太宰府市の「絵本の店 あっぷっぷ」にて、『巨人の花よめ』(BL出版)の原画展を開催中です。

お近くの方やタイミングのよい方がいらっしゃいましたらぜひご覧ください。

「世界のむかしばなし」シリーズのパネル展も同時開催中です。

期間 2月2日(水)~2月27日(日) 定休日火曜

時間 10:00~18:00

展示会場の写真です。広々とした雰囲気のある空間に飾っていただけて嬉しいです。

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2022年1月27日 (木)

『シリアからきたバレリーナ 』

キャサリン・ブルートンさん作、尾﨑愛子さん訳の『シリアからきたバレリーナ 』(偕成社)の装画と挿絵を描きました。

柔らかなデザインは田中久子さん、バレエ監修は石津ゆりさんにお世話になりました。

シリア内戦から逃れイギリスで庇護申請中の11歳のアーヤが、「難民」という枠に心や体が押し込められそうになるのをバレエや周りの人々を通して留め、居場所を見出していく過程が胸を打ちます。

人物や風景、心情、時間にいたるまで丁寧に思いがこもる描写によって、恐怖や後悔ようなものと共に生きていく難しさや悲しみと同時に人に対する信頼が伝わってきました。

ぜひ読んでみてください。

日本での難民認定率の低さや出入国在留管理局で起こる事件や問題が、この物語のずっと手前にあることを考えずにはいられません。

 

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2022年1月11日 (火)

『子育てに迷ったときのお母さんへの言葉』

児童精神科医、佐々木正美さんの講演録の言葉を元に作られた『子育てに迷ったときのお母さんへの言葉』(大和書房)の装画と挿絵を描きました。

柔らかなアートディレクションは文京図案室の三木俊一さんです。

 

子育てをしている人と子どもへの優しくしなやかな言葉を、編集者の時政美由紀さんが丁寧に再構成しています。ぜひお手に取ってみてください

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2021年12月27日 (月)

『空から見える、あの子の心』

シェリー・ピアソルさん作、久保陽子さん訳『空から見える、あの子の心』(童心社刊)の装画と挿絵を描きました。さわやかな装丁は長坂勇司さんです。

ひとりぼっちのジョーイを理解しようとし、何かできないかと悩んだりアイディアを練るエイプリルの迷いながらも熱い言動と、ジョーイの人と共有することが難しい特性や孤独さを絵でも表したいと思いながら描きました。

人のために動いたり怒ったり心配することの切実な優しさのようなものが丁寧に大切に伝わってきます。

ぜひ読んでみてください。

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2021年12月 3日 (金)

講演会のお知らせ

こちらの講演会は定員に達しました。

当日を楽しみに準備をしたいと思います。

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12月19日(日)14時から、渋谷区立中央図書館で『挿し絵の仕事と準備』という題名で講演をいたします。

取材の際の写真や実際のラフなどを画像で見ていただきながら、仕事の流れや大事にしていることなどを話します。

・入場無料

・対象は小学生以上です

お申し込みは中央図書館の窓口かお電話で受け付けています。ぜひご参加ください。

一目で分かる個性や安定した画風があるわけではなく、この絵の表現でいいのだろうかと最初の本から今に至るまで毎回揺れ動いてばかりですが、絵を描いていくことの自分なりの指針を言葉にしていきたいと思います。

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2021年11月25日 (木)

木里百貨店

12月4日(土)から12月12日(日)まで大田区のアトリエ木里で開催する「木里百貨展」に参加いたします。

気持ちが華やぐ商品や作品がたくさん並ぶ、あたたかな展示です。

私は額絵とポストカードなどを出品します。

ぜひお立ち寄りください。5日(日)に在廊予定です。

土日 11:00~18:00

月火・木金 13:00~18:00  (水曜日休廊)

http://atelierkiri.com

 

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2021年11月 5日 (金)

「本のようなノート作り」

隣町珈琲での工作の様子です。

言葉遊びのゲームで本のイメージを決めてから、シールを切り出して色面を作ります。

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次は黒い紙からシルエットを切り抜きます。

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台紙に貼り付けたら、ボール紙、ノート、トレシングペパー、花切れを糊付けして完成です。

表紙。

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裏表紙。

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シール貼り、シルエット切り、組み立てと行程が多かったのですが、イメージを探りながら丁寧に作っていく一人一人の様子を見て感動しておりました。参加してくださった方々、隣町珈琲のみなさん、ありがとうございました!

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11月27日(土)に荏原中延のカフェ隣町珈琲で工作イベントを行います。

色紙や切り絵で表紙を彩り、簡単な製本をして手のひらサイズのノートを作ります。中は無地の白い紙です。

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前回のブックカバー作りの様子はこちら。お店が移転して広くなり、今まで以上に本に囲まれながらゆっくりできるすてきな空間になっています。

お店の告知ページはこちら

●日時 2021年11月27日土曜日  10:00〜11:30(開場9:45)

●参加費 2000円

●対象年齢 小学生以上(大人の方も大歓迎です)

●定員 10名

●持ち物 なし

●場所 隣町珈琲 東京都品川区中延3–8–7 サンハイツ中延B1 (東急線「荏原中延」駅徒歩4分)

●お申込み/お問い合わせ 隣町珈琲にお電話ください TEL(03)6451−3943

ぜひご参加ください。

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2021年10月16日 (土)

『オンボロやしきの人形たち』

いフランシス・ホジソン・バーネットさん作、尾﨑愛子さん訳『オンボロやしきの人形たち』(徳間書店刊)の装画と挿絵を描きました。

元気な装丁は百足屋ユウコ(ムシカゴグラフィックス)さんです。

生きることを心から楽しむ人形たちの会話や動きが笑顔を誘います。容赦ないボロボロ具合の住まいや衣装の描写が生き生きとしていて、より彼女たちの心の強さや明るさが見えてくるようでした。ぜひ読んでみてください。

徳間書店ホームページ

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2021年9月 3日 (金)

『コケのすきまぐらし』

田中美穂さん作『コケのすきまぐらし』(福音館書店刊)の絵を描きました。月刊たくさんのふしぎ10月号(9月上旬発売)です。

かわいいブックデザインは紀太みどり(tiny)さん、緑が美しい印刷は精興社です。

田中さんがコケの奥深い世界を親しみと敬意のようなものをこめて案内してくれます。

作画中、序盤は図鑑と実物が同定できないことに恐れ慄いていましたが、終盤はコケへの興味と感嘆が満ちてきて、分からないところを確認しながらゆっくりと描くことが楽しくてなんとも幸せでした。

コケと田中さん、編集者の長年の積み重ねがあっての本です。絵でもそれを伝えられているとよいです。

ぜひ読んでみてください。

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2021年8月21日 (土)

『国語をめぐる冒険』

渡部泰明さん、平野多恵さん、出口智之さん、田中洋美さん、仲島ひとみさんの共著『国語をめぐる冒険』(岩波ジュニア新書刊)の装画と挿絵を描きました。

先生方の国語への情熱とユーモアにたっぷりとひたりながら、言葉への新たな気づきはもちろん、この世界をもっとよく生きてみたい!という漠然としつつも自分の中の希望のようなものを強く感じることができました。

挿絵ではカバーの2人が冒険をしていく様子や、芥川龍之介、太宰治、中島敦の似顔絵を描きました。似顔絵はあまり描く機会がないですがとても好きな仕事です。

ぜひ読んでみてください。

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2021年8月13日 (金)

しゃべる

名古屋入管の問題とその後の遺族とのやりとりのような事が、文化や技術やメダルの数よりも、国の根源的な体質をよりくっきりと表しているように見えます。

日本の政府や国の機関がこんなにも人権やコミュニケーションを軽く見ているということは腹が立ち恐ろしいしですし、どんな人の命も軽く見ないという大前提が政治になければ、色々なものを積み上げて飾ったとしてもそんな社会は不安定でひどく貧しいし間違っていると思います。

どんな世の中でどんな人間でいたいのかを常に考えていないといけないし、だめなものはだめだ。

 

2021年6月25日 (金)

『トムと3時の小人』

たかどのほうこさん作『トムと3時の小人』(ポプラ社刊)の装画と挿絵を描きました。

隅々まで楽しいデザインはポプラ社デザイン室の楢原直子さんです。

現実世界とファンタジーが豊かに共存する物語です。本や作者についての気づきや、古びた場所での出会いの描写など、気持ちを豊かにしてくれる時間が流れていました。

全ページにカラーの挿絵、総ルビがつくGO!GO!ブックスシリーズ創刊本の1冊です。

ぜひ読んでみてください。

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2021年6月15日 (火)

『コッペリア』

ドリーブ作曲、ピアノ絵本館『コッペリア』(全音楽譜出版社刊)の絵を担当しました。

編曲・文は宮本良樹さん、ブックデザインは勝井三雄さん、大髙奈津子さんです。

絵本のように物語を楽しみながらピアノが弾けるシリーズで、『コッペリア』は連弾の楽譜です。

主人公のスワニルダのはじける生命力と、コペリウスの少し悲しげだけれどユーモラスな雰囲気を絵で表現できたらと思いました。

ぜひ手にとってみてください。

 

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2021年5月30日 (日)

『森の歌が聞こえる』

小手鞠るいさん作『森の歌が聞こえる』(光村図書刊)の装画と挿絵を描きました。

美しい装幀は城所潤さんです。

見返しや花切れ、スピンの色にまで森の気配を感じる本になっています。

日本とアメリカの自然と、主人公の風花の心模様が交差していく様子が胸に染み入りました。

ぜひ読んでみてください。

 

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2021年5月 8日 (土)

柵のような手

個展「柵のような手」は終了いたしました。このような時期にも関わらず、たくさんの方に絵をみていただけて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!

 

6月2日(水)から616日(水)まで谷中の本屋さんひるねこBOOKSにて個展『柵のような手』を開催します。

6月12日(土)の14時から18時頃まで在廊いたします。

最終日6月16日(水)17時から展示終了の18時まで在廊いたします。

約一年前に個展のお誘いをいただき、ちょうどその頃毎日のように描いていた人物や植物のデッサンを見てもらえたらと思い、形にすることができました。

カラーやモノクロの絵をプリントし、ステンシルや蛍光色のタッチを加えたものを販売します。展示に合わせてお店のオリジナルノート(A5サイズ)も作りました。

外出を控えている方も多いと思いますので、ご無理のない範囲で興味を持っていただけたら幸いです。

62日(水)-616日(水)

12時〜20(土日祝は18時頃まで)

最終日18まで

火曜、第二水曜日定休

営業時間の変更などはお店のSNSをご確認ください。

※お店のブログは広告がランダムに多数表示される事がありますのでご注意ください。

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2021年5月 4日 (火)

『草花の人たち』

久野雅幸さんの詩集『草花の人たち』(空とぶキリン社刊)の装画を描きました。

季節とともに現れる身近な草花の姿を通してとても遠いところまで心が運ばれていくような詩集でした。

ぜひお手にとってみてください。

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2021年4月27日 (火)

『飛ぶ教室』本屋さん探訪

『飛ぶ教室』65号の新企画「本屋さん探訪」で大田区の絵本屋さんティール・グリーン in シード・ヴィレッジを訪ねました。

お気に入りの過ごし方やこのお店で出会った本、種村店長からのお薦めの本の話題などゆるやかにおしゃべりした様子を読みやすい文章にしていただきました。企画の第1回目に参加できてとても光栄ですし、長年見守ってくださっているお店に気持ちを伝える機会にもなりました。次はどんな方がどんな本屋さんを探訪するのか楽しみです。

今号の特集は「ひみつのはなし」。井田千秋さんの表紙が物語の中へ誘うようです。アートディレクションは城所潤さんです。

ぜひ読んでみてください。

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『フライパンひとつで作る!速攻レシピ101』

ふらいぱんコバQ(小林キユウ)さんの著作『フライパンひとつで作る!速攻レシピ101』(ナツメ社刊)の挿絵を描きました。読みやすく楽しいデザインは文京図案室の三木俊一さんです。

作る時も食べる時もフライパンだけ。美味しくて熱々のレシピについてのエッセイも面白く、疲れている時にも「ちょっと作ってみようかな!」と思える内容です。ぜひ手にとってみてください。

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2021年3月17日 (水)

また喋りだす

アメリカでのアジア系へのヘイトクライムについて。

この属性の人たちならばあからさまに差別してもしてもいいですよと、人気取りやお金儲けやガス抜きのために始まった事が行き着くのがこのような事件なのかと思うと、元大統領レベルのあからさまな表現ではいかなくとも、日常の些細な場面に差別や偏見があり、それを気がつかず再生産したり、ショーのように消費したり、会話の潤滑油として飲み込んだりしたくはないです。

「あいつらは劣っている、だから私たちは優れている」という考えを拒否し、「私たちは複雑で尊い」と自身を推し鼓舞するような、そういうメッセージを先人たちが何度も何度も発信していることに気がつくと、ずっとそれに守ってもらっていたのだなと泣けてきます。泣いている場合じゃねぇ、私も人類の1人としてそれをどんな形でも送り続けなくてはと、ヘイトクライムに対してはあまりに手緩い文章かもしれないけれども言葉にしていきたいです。

 

 

2021年3月15日 (月)

急に喋りだす

CMディレクターだった中島信也さんが国会答弁しているのに違和感を感じ、本来話すべき参考人たちがほとんどいない現状に腹が立ちましたが、同時に、政治とつながっていない世界はない、と自分の足元を見下ろしました。

作る側が、政治や所属する業界への意見や批判を持ち、それがあるから受け取る側が信頼して応援できる関係が当たり前になるように、こうしたい、こうしてほしいなど、お互いが発信し合って少しづつ変わっていく社会になったら、文化はもちろん政策や生活にも良い変化の方が多いのではないかと思います。

最近そのように考える時間が多くて、中でも特に言葉にしなくてはと感じたのは、差別を内包したり煽るものには強く疑問を持って出版や放映をやめる判断をしてほしいという事です。同じ場所から好きな作品や名作を多々受け取ってきたので気持ちが揺れてしまいますが、そこから生まれた少しの憎悪を「清濁併せ呑む」に置き換えられる人は攻撃される心配のない所にいるからで、それに晒されて恐怖や絶望を感じる人がいなくなる世の中にするために、創造力や知識や経験を惜しみなく使う出版社や放送局であってほしいです。私はどちら側にもなり得る限り、友人たちの言葉や先人たちの作品に気づかされながらこうありたいと思う方へ足を進めます。

今の考えをもっと明るく優しくユーモアをまじえて書けたらよいのですが無理でしたので、せめて絵は明るく優しくユーモアまじりを目指して描いていきます。

 

 

 

2020年8月27日 (木)

『純喫茶パオーン』

椰月美智子さん作『純喫茶パオーン』(角川春樹事務所刊)の装画を描きました。

あたたかい装幀は楪葉デザインです。カバーの手触りもほっとするようなあたたかさです。


パオーンで起こる謎めいた出来事と、美味しいメニューに囲まれて成長していく主人公たちが愛おしく、ユーモアや切なさが混在する店内の居心地がとってもよかったです。

ぜひ読んでみてください。

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2020年5月18日 (月)

ちいさいあそび28 ユビデボルダリング

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ちいさいあそび、また思いついたら描きます!

2020年5月13日 (水)

ちいさいあそび27 くじびきおえかき

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絵を描く際、しばしば目をつむって色鉛筆を選び色の組み合わせを試すことがあり、それをあそびにできるかもしれないと思いました。

お化粧やファッションに興味がある方は、顔や洋服のデザインを全て描いてから、「アイシャドウは何色?」「リップは何色?」など元の絵に付け足すように塗ってもいいかもしれません。

 

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2020年5月 7日 (木)

ちいさいあそび26 ようせいさがし

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見つけるのを難しくするには、おとしものの枚数を減らします。

箱の中や、本のページのすきま、など隠れ場所が分かりにくい場合は、おとしもの置き方で探す人にうまくヒントをあげてください。

ヘンゼルとグレーテルのパンくずや、映画『E.T.』のチョコレートを追いかけるシーンをあそびにできたらと思いました。

2020年5月 4日 (月)

ちいさいあそび25 おおげさじゃんけん

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短いあそびですが1、2分集中してじゃんけんをすると白熱して楽しいです。

2020年5月 2日 (土)

ちいさいあそび24 やまのぼり人形

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土台の紙は画用紙など厚めの紙がおすすめですが、服や紙は折り紙などの薄い紙で大丈夫です。

この工作は世田谷文学館ライブラリーで2回開催しました。

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その時に作った説明書がこちらです。登る時に音がするように手に鈴をつけました。

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やまのぼりファッションを楽しんで作ってみてください。

 

2020年4月30日 (木)

ちいさいあそび23 はこキャッチボール

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小さい頃にマジックテープグローブでボールをくっつけるキャッチボールあそびが好きでした。

素手を何かで覆うことで感覚が変わり、普通のキャッチボールが少し特別になるような気がします。

2020年4月28日 (火)

ちいさいあそび22 ひゃくめんそうすごろく

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できるだけ多くのマスに止まった方が楽しいので、進む数を1マスか2マスにするために指をサイコロの代わりにしています。

 

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